Solaris10にPHP環境設定(2)

振り返り

一週間夏休みだったため、前回の作業が何を根拠にやっていたのか思い出せない。
そのためのメモとして書いておいたのに、根拠が書いてなかった。(⊃д⊂)


ここまでの作業を調べてみたところ、デフォルトでインストールされているApache2はモジュール群を
/usr/apache2/libexecに入れてあるようなのですが、
前回の作業でインストールしたsunfreeware.comのモジュール群は、全部/usr/local/以下にインストールされるため、
apache2自体もsunfreeware.comから入れ直すか、
PHPのモジュールをPHP: Downloadsから持ってきてmakeするかのどっちかをやる必要があるようです。
ここでは後者にトライします。

PHPインストールしなおし

Sun's ABC - 記事-Solaris10 xoopsをインストールしよう!
を参考に作業を行いました。

PHP: Downloadsからphp-5.2.3.tar.gzを取得

# gzcat php-5.2.3.tar.gz | tar xvfp -
......
# cd php-5.2.3
# ./configure --prefix=/opt/sfw --enable-mbstring --enable-mbstr-enc-trans --enable-mbregex
 --enable-zend-multibyte --with-apxs2=/usr/apache2/bin/apxs --with-gd --with-ttf --enable-gd-native-ttf
 --with-zlib-dir=/usr/lib --with-jpeg-dir=/usr/local/lib --with-png-dir=/usr/local/lib
((適当なサイトから流用したため個々のスイッチの詳細は不明))
......
# gmake
......
# gmake test
......
# gmake install
......
# cp -p php.ini-recommended /opt/sfw/lib/php.ini
# vi /opt/sfw/lib/php.ini
(([mbstring]セクションのうちmbstring.language、mbstring.internal_encoding行のコメントを外した))
#

この結果/etc/apache2/httpd.confには次の行が追加されている。
が、apache2ではAddModule行が不要なので"#"でコメントアウトする。

LoadModule php5_module        libexec/libphp5.so
AddModule mod_php5.c

これと、前回追加した/etc/apache2/httpd.confの設定でphpが動くようになる

AddType application/x-httpd-php .php
DirectoryIndex index.php

httpd.confの確認

# /usr/apache2/bin/apachectl configtest
Syntax OK
#

apache2の再起動

# svcadm restart apache2

動作の確認

動作確認のためにphpinfo()だけ出力するファイルphpinfo.php
を作成する。

% vi /usr/apache2/htdocs/phpinfo.php

以下の一行だけ記述する

<?php phpinfo(); ?>

ブラウザからphpinfo.phpにアクセスする。
PHPの設定が表示されればOK

おまけ

前回軽くふれたApache1系を止めるためには

# /etc/rc3.d/S50apache stop

としてから、ファイル先頭のSを小文字に変更します。

# mv /etc/rc3.d/S50apache /etc/rc3.d/s50apache