Jiraの布教

2010年頃~にソフトウェア開発環境の布教と構築に取り組み、2012~2013年頃それを主業務にしていました。
既に業務は引き継ぎ、現在の主業務は違うのですが良く問合せがきます。

当時、自分も開発者だったので、ユーザー(開発者)が主業務に管理するために管理部門がゴリ押しするExcelによる工程管理やWordから脱却すべくTiDDを推進していました。

従来の社内プロセスも重かったのでワークフローが理解できるITS(Issue Tracking System)が必要だったため、いろいろ試しました。当時Tracが優勢で、Redmineはまだまだバギーでしたし、まだまだRational社(既にIBMに買収済み)のClear Questなども候補に登る時代でした。

結局利用者負担とワークフロー実現の両方を条件でJira以外は候補に残りませんでした。

主要な開発部隊ではなかったこともあり、オフショア開発まで含めた開発環境を無事に構築してリリースし、現在も安定運用しています。

あれから随分立ちますが、以前構築した環境に相乗りするユーザーが増えた結果、管理部門の方からJiraについて聞かせて欲しいと言われるようになりました。既に引き継いだ面子は利用・保守はしていますが、なぜそうなっているかを説明するのはちょっと苦手ということで、僕にお鉢が回ってくるようです。

現在では、GitLabにも簡単なチケット管理が着いていたり、チャット側に管理を付けたり、サイボウズさんのkintoneのような業務管理システム側に寄せたりするシーンもありますが、ソフトウェア開発やお客様サポートと親和性が良いITSで見れば未だにJira以外の選択肢が増えていないように見えます。

説明資料を探していて、2013年に書いた「いまさら聞けないJIRA入門」という資料を見つけた。差分は口頭で補足するとして、このレベルの内容を真っ先に取り組むべきだった相手に説明するのはどうなんだろうか。

ようやくここまで来たとも言えるし、やっとこのレベルかとも言えるのですが、良くなってきていることをまずは喜びたい。

アトラシアン日本法人の近くで働いていますが全く関係者ではありません。